ナースケア・リビングの介護の現場から
こんにちは!広報担当、介護士のトン吉です!
今回は、ナースケア・リビング世田谷中町で働く介護士の視点と、利用者さんがどのように1日を過ごしているのかをあわせてご紹介します。介護士の仕事の流れを知っていただくと同時に、利用者さんが安心して過ごせる日常の様子も感じていただければ幸いです!
⚫︎看多機での介護士のお仕事について
ホームページでも紹介させていただいていますが、看護小規模多機能型居宅介護(通称:看多機)の介護士は通い(デイサービス)の利用者さんの送迎や生活支援、訪問介護などを行います。
朝、出勤するとまず朝礼で夜勤スタッフからの申し送りを受け、利用者さんの体調を確認します。宿泊の利用者さんの夜間の様子などを細かく聞き、引き続き日中の様子も看護師と連携して注意深く見守ります。
送迎担当の介護士は送迎車に乗ってご自宅へ。利用者さんの「おはよう」の笑顔を見ると、一日の始まりを実感します。この時にご家族からご自宅での体調を聞いたり、変わったご様子がないかなど確認を行います。
入浴担当の職員はバイタル測定を行い、その日入浴の方は順番に入浴します。入浴後に「さっぱりしたよ!」「気持ちよかった!」と声をかけてもらえると、こちらも嬉しくなります。
リビングで過ごされている利用者さんと椅子に座ったまま出来る体操を一緒に行います。
昼食は主にケアサポートのスタッフが準備してくださいます。11時半ごろから昼食の配膳を行います。利用者さんごとに食事の形態が異なりますのでその方に合った形態(刻み食、一口大など)でお食事の提供をします。お食事が終わった方から服薬と口腔ケアのご案内を行なっていきます。
訪問サービスのある日は午後から出かけることが多いです。ご自宅での排泄介助や服薬確認、ちょっとした会話も大切な時間です。「来てくれてありがとう」と言われると、地域で支える役割を実感します。ご自宅でのご様子、困り事などがあればその課題を持ち帰り、介護士と看護師、ケアマネジャーと話し合うこともあります。
15時のお茶の時間が過ぎると帰宅の時間となりますので順番にご自宅まで送迎担当の職員がお送りします。職員みんなで玄関までお見送りです。また来るね!と手を振って帰って行かれる姿をエレベーターまで見送ります。
16時になると夜勤の職員が出勤します。そのまま宿泊される方の今日一日のご様子などを申し送ります。
フロアの掃除や記録など済ませると退勤です。
⚫︎ナースケア・リビングでの利用者さんの過ごし方
午後のひとときは、利用者さんの余暇の時間でもありますので介護士が個別にレクリエーションを行う時もあれば、作業療法士や理学療法士が提案するリハビリを行なったり、それぞれの利用者さんごとにその方に合った活動を行います。時には一緒に世間話をしたり、カードゲームをしたり、風船バレーをしたりすることもあるんですよ!利用者さん同士でお話しが盛り上がったりすることもあります。お昼寝をされたりする方ももちろんいらっしゃいますので、その際には静かな個室で休んでいただきます。
ここでの過ごし方は皆さんそれぞれです。そこにさりげなく介護士が寄り添います。
個別レクはアクティビティだけではありません。することがなくて退屈だわ…と言う方もいらっしゃいますので、家事をお願いすることがあります。
お願いすると、活き活きと手伝ってくださったりします。誰かの役に立っているという実感が、自然と利用者さんの表情に笑顔をもたらします。こちらも笑顔になりますよね!ナースケア・リビングのフロアはいつもこうした利用者さんや職員の笑顔に包まれています。
こうして介護士と利用者さん、それぞれの時間が寄り添い合うことで、ナースケア・リビングでは今日も温かい1日が流れていきます。