国際福祉機器展に行ってきました。
こんにちは!広報担当のトン吉です。
久しぶりの更新です。今回のテーマは「国際福祉機器展に行ってきた!」です(^^)
まず、国際福祉機器展についてご紹介いたします。いわゆる福祉機器の展示会でして毎年秋にお台場のビッグサイトで平日の3日間にわたって開催されます。新型コロナウイルスが蔓延していた頃は流石に中止でしたが去年からは通常規模の開催となりその名の通り日本国内のメーカーはもとより海外のメーカーの製品も展示、販売されます。場内はとても広く、製品のジャンルも多岐に渡るので私はいつもジャンルを絞って見に行くことにしてます。今年は車椅子をメインに見てきました。
会場に到着してすぐにアジアの高齢者介護に関する取り組みを紹介するフォーラムに飛び入りで参加させてもらいました。入り口で呼び込みを積極的にやられていて吸い込まれる様にブースに入っていってしまいました…(*´-`)
ところがこれがとても興味深い内容だったんですよね。
日本、韓国、台湾の順に(本当はタイや他の国の発表もありましたが時間がなくて途中で退出しました)それぞれの発表者がその国の介護事情、抱えている問題とそれに対する取り組みなど紹介されておりどの国も日本と同じ様な高齢化問題、自立支援などへの取り組みをされており、施設などの紹介やそこで暮らすお年寄りの活き活きとした生活の様子など写真や資料を交えて紹介されてました。
向かうところはどの国も同じなんだなぁ…と思ったのが私の感想です(なんだか薄っぺらい表現になってしまいましたが、そんなことありません!とても感慨深いという意味も含んでいます…笑)
話を変えて今度はメインの車椅子についてですが、今まで介護の仕事をやっていて様々なタイプの車椅子を見てきましたが、機器展へ行くと本当に多くの種類の車椅子を見ることになります。軽量タイプ、乗る方の体にフィットするもの、自動運転が出来るもの、スポーティーでスタイリッシュなもの。車椅子は高齢者の方だけでなく、身体に障害のある方ももちろん体の一部として使うものですので乗る方にニーズに合ったものを選ぶ必要がありますよね。障害の種類や悩みも人それぞれですので実際見にこられる方も試乗してみたり担当の方から話を聞いたりと真剣です。車椅子は長時間座っているととても疲れます。車椅子に座って過ごす方の場合、褥瘡(*1)予防のため立位(*2)が取れる方は15分ごとに立ち上がって徐圧を行うよう推奨されています。私たちでも日常的に長時間椅子に座り続けるとかなり疲れますよね…
車椅子をご自分で運転される方は座り心地だけでなく運転し易いもの、車体が軽く身体に合ったものをしっかり選ばないといけませんので何か車椅子生活での困り事があれば福祉用具専門員の方が相談に乗ってくださいます。会場にもメーカーに所属されている相談員の方が複数名いらっしゃって詳しく商品の説明をしてくださいます。お話しついでにパンフレットをくださいます。私も頂いたので事業所に持ち帰ってきました。
今回たまたま通りかかったクッションのメーカーさんが開いているポジショニングの講習(理学療法士の方の)に参加しました。なるほどなるほどと頷くことがたくさん聞けました。円背の方にベッド上でどの様にクッションを使って体圧分散するか、褥瘡になりにくい姿勢を保つためにどのクッションをどの様に使うかなど教えてくださいました。とても高価なクッションなので、じゃあ一つ買って行こうか!とはなりませんが…NCLにも色々な大きさや形のクッションがありますので学んできたことを是非とも活用してみることから始めてみたいと思いました。
長々と書き綴りましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!